フランクフルトから南のドイツのライン川沿いにある、ハイデルベルク近郊の町約人口 5万人程の都市「シュパイヤー」にある歴史的な建物
「シュパイアー大聖堂」は知る人ぞ知る!穴場の観光地の中の一つです。
1981年に世界遺産に登録されており、神聖ローマ帝国の象徴として知られているんだって!
今でも創建当時の姿がよく残っており、ロマネスク様式の建築様式が特徴的なんだとか…!
シュパイアーはドイツで最も古い街の1つになるそうで、なんと約2000年の歴史があるというのも驚きます。
そこでこの記事では
- ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の楽しみ方5選
- ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の見どころ
についてご紹介します。
ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の楽しみ方5選
それでは早速、シュパイヤー大聖堂を訪れる際の楽しみ方を、私の経験談を交えてご紹介します…!
1. 圧倒的な建築美を堪能する
「シュパイヤー大聖堂」はロマネスク様式の建築物の代表作で、世界遺産にも登録されている歴史的な建造物です。
実際見てみてまさに圧巻・・・
巨大な規模と壮麗な外観、非常に細かく、すみずみまで行き届いている装飾に感動しました!
内部の柱や天井、ステンドグラスなどは細部にまでこだわりの美しさがあり、何時間でも見ていられるほどの綺麗さ…!
ロマネスク様式時代の建物なので、ドイツ一有名な「ケルン大聖堂」程の派手なステンドグラスはありませんが、さり気ないステンドグラスらしき窓がお洒落で魅力的且つオススメの撮影スポットです。
2. 歴史的背景を学ぶ
「シュパイヤー大聖堂」は1030年から建設が始まり、神聖ローマ皇帝コンラート2世の墓所として知られています。
世界遺産に登録されるほどの観光地ではあるものの、誰かのお墓でもあると思うと感慨深い物がありますよね。
過去には度重なる破壊と再建を経ながらもロマネスク様式の建築様式が良く保存されており、1981年にユネスコの世界遺産に登録されたんだそうです。(ドイツで2番目の世界遺産)
世界最大級のロマネスク様式の建物としても高い評価を受けているんだとか…!
「シュパイヤー大聖堂」を見に行かれる方は、大聖堂の歴史を学ぶことで同時にドイツの歴史も理解することができるので、観光前に上記の歴史的背景を知っておくと感動度が倍&更に楽しめるのでオススメです…!
シュパイヤーは「プレッツェル」発祥の地?
シュパイヤーの人々は、ドイツで一番有名なパン「プレッツェル」がここ「シュパイヤー」で発明されたと主張しているそうですが、真偽の程は、怪しいところです。
12世紀頃にはプレッツェルのようなものがあったらしいのですが、確かなことは現在分かっておりません。
ただ、シュパイヤーでは100年以上にわたってプレッツェルフェスが開催されており、メインの大通りにもプレッツェルのスタンドがありましたので、シュパイヤーで「プレッツェル」が人気であることは間違いないかと思われます。
続いて、地下聖堂「クリプタ」についてご紹介していきます。
3. 地下聖堂「クリプタ」を探検する
大聖堂の地下には、ドイツ最大の地下聖堂「クリプタ」があります。
こちらはドイツで最も美しいと言われる地下聖堂です。(入場料が少々掛かります)
クリプタは潜在的な場所という意味があり、ここではミサが行われてたんだそうです。
この大聖堂建築を命じたコンラート2世をはじめとする歴代の皇帝やドイツ王、そのお后達が眠っている「皇帝墓所」があり
歴代の王達は、信仰心のみならず、「神の名の下に」国を治めたからこそ、この大聖堂にある墓に入ったんだそうです。
それ程に使命感を持って国を治めた王達が多く眠っている墓所は、静寂に包まれた厳格な空気の場所でした。
「シュパイヤー大聖堂」を見に行かれる方は、現地でしか味わえないこの厳かな空気は日本では体験できませんので、是非立ち寄ることをオススメします…!
ちなみに私はすでに2回行ってきましたが、また行きたいと思っています。
それくらい感動できる場所なのでぜひ!
4. ジュース祭りを楽しむ
大聖堂の敷地内にはかつてジュースを満たしていた巨大な水盤があり、1490年に新たにシュパイヤーの大聖堂の司教に選ばれた時にジュースを入れて祝ったものなんだとか。
昔、この地に新しい司教が選出される度に、1560リットルも入るこの鉢ジュースが注がれて市民に振る舞われ、市民は新しい司教の幸せを願いジュースを飲んだそうです。
現在は、その習わしが由来となり毎年ジュース祭りが開催されており、地元のジュースを楽しみながら祭りの雰囲気を味わえます。
大聖堂ジュース祭りは毎年春に開催されており、具体的な開催時期は4月から5月頃とのことなので、興味のある方は4月から5月頃に大聖堂に行かれることをオススメします。
5. 周辺の町並みを散策する
シュパイヤー大聖堂は、ライン川沿いの町シュパイヤーに位置しており、町並みを散策することでドイツの歴史的な雰囲気を感じることができます。
街の中心部にあるマクシミリアン通りにはレストランやお土産店が立ち並んでおり、外食からショッピングまで楽しめます。
街の中心部は歴史的な雰囲気を残しつつきれいに整備されており、フランクフルトからの日帰り観光にも人気のルートです…!
私は実際にフランクフルトから日帰りで観光を楽しめました♪
シュパイヤーは、バロック様式の総合な建物が多く残っている街なので、町並みを散策するだけでも十分に楽しめる観光スポットとして自身を持ってオススメできる町です。
また、シュパイヤー大聖堂では、毎年夏に「シュパイヤー国際音楽祭」も開催されています。
この音楽祭は、大聖堂の歴史的な雰囲気の中で行われる人気のイベントなので、夏にシュパイヤーに行かれる方は「シュパイヤー国際音楽祭」を見に行くのもオススメ!
ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の見どころ
ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の見どころは
ロマネスク様式の特徴である装飾が少ないシンプルで力強い教会といったところでしょうか。
他の綺羅びやかな大聖堂と違い、シンプルな協会であることが見どころです。
入口の壁には印象的な60にも重なるアーチがあり、ロマネスク様式の典型的な石作りの分厚い壁で、厚さ6mもあります。
内側と外側の12のアーチは完全性の象徴で、入口は西に位置しており、西は日没、闇、悪の方角です。
この109mに及ぶ一直線上に伸びる新廊は、約1000年前に建てられた巨大建築物で、ローマ帝国から数えても千年ぶりにできた驚異の教会とのことで
キリスト教徒にとって、この新廊は悪の方向から光(イエス・キリストの復活)に向かって歩む象徴なんだとか…!
奥の方には聖職者の席があり、3月21日と9月21日には窓から太陽が差し込み、大聖堂全体を照らしますので撮影にもおすすめのスポットです。
更に奥にはこの大聖堂を建築したコンラート2世の帝冠があり、人々の人生の終わりを象徴しています。
シュパイヤーに興味がある方はぜひ魅力的な「シュパイヤー大聖堂」を訪れてみてください。
まとめ
この記事では、ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の楽しみ方5選&見どころについてご紹介しました。
ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の楽しみ方は
- 圧倒的な建築美を堪能する
- 歴史的背景を学ぶ
- 地下聖堂「クリプタ」を探検する
- ジュース祭りを楽しむ
- 周辺の町並みを散策する
ドイツ「シュパイヤー大聖堂」の見どころは
- 装飾が少ないシンプルで力強い教会であること
シュパイヤーの町自体も歴史的な雰囲気が残る美しい町で、大聖堂と合わせて訪れる価値のある魅力的な観光地です。
これからシュパイヤーに行かれる方の参考になりましたら幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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